8月の終わりからサービスを開始した「Foodist」は、Sakura cookで外国人旅行者に日本料理を教える経験から、そのニーズに気付いたものです。

Sakura cookには日本料理に高い関心を持つ外国人旅行者が参加されています。この方々は、料理方法だけでなく食材そのものの知識や食材の下処理の理由、調味料の使い分けなど、深い知識と体験を求めています。レシピや料理動画はネット上でいくらでも手に入る今の時代だからこそ、Face to Faceでしか得られない体験に価値があるのでしょう。

寿司や天ぷらのレッスンを楽しんでいただきながら、食材や調味料についても紹介するのですが、自国では手に入りにくいものもあり、買物の相談を受けることがよくあります。例えば、天ぷらの粉は何を選べばよいのか、醤油の濃口と薄口は何が違うのか、どこで買えるのか・・・等です。Sakura cookでもいくつかの調味料は販売用をご用意していますが、日本各地をこれから回る人には荷物になりますので、写真を撮って最終滞在地で買うことをお勧めしています。

改めてデパートの食品売場を歩いて見ると、たくさんの外国人旅行者が食材やお菓子、日本酒などを買っている姿をよく見かけます。食品の表示はほぼ日本語だけですから、中身がわからず戸惑っている旅行者も少なくありません。

訪日目的の第1位は「日本料理を楽しむこと」です。自国に戻っても日本料理に親しむためのお手伝いを「食品」の面からサポートするのが「Foodist」のコンセプトなのです。