平成29年分の法定調書を税務署に提出する季節がやってきました。
昨年1月から事業を開始した当社にとって、この手続きは初めての経験です。会社勤めをしていた頃は、年末調整や源泉徴収票の作成は「会社がやってくれるもの」で、指示された書類を提出するだけでした。ところが会社運営側に回ってみると、自分の給料だけでなくアルバイトを含む全従業員の給与所得、納税などを管理していく必要があります。
月々の給与計算などはプロにお願いしているのですが、年に一度の法定調書の作成は当社の従業員でもある妹が、国税庁の手引きと格闘しながら取り組んでくれました。12月中旬ぐらいから始めてようやく終わりそう・・・という段階です。初めてで不慣れということも理由の1つではあるものの、国の制度・仕組みとしてもう少し効率化できないかと思うことも多々ありました。
とくに住民税に関する書類は、各従業員の住所地の役所に提出するのですが、その書式が市ごとに異なっていることには驚きました。日本全国どこでも統一の書式にしてもらいたいものです。大企業の場合は、e-Taxを前提としてこのようなストレスは少ないのかも知れませんが(その代わり多くの従業員の調書を作成)、中小企業にとっては大きな負担です。
もう1つマイナンバーの取得が実務面で壁となりました。メールなどでやり取りできず、個人情報の中でも重要度の高いマイナンバーを従業員から受け取るのは、非常に神経を使う作業でした。
かくして、ようやく一連の手続きが終了し、しばらく更新できていなかったSakura cookのブログを再開することができました。