先日、ある方々から「地元で外国人向け料理教室を開きたい」というご相談をいただきました。

その方々はSakura cookに来店され、実際にレッスンも受講していただきました。その後少し時間がありましたので、ディスカッションの機会を持ちました。

料理教室の運営は施設とキッチン設備や数々の備品が必要であるばかりではなく、集客活動に始まり魅力あるレシピ開発、買い出しや食材の在庫・鮮度管理、質の高いレッスンの提供、その後の受講者へのフォローまで多岐に及びます。ハードとソフトの両面をこなしくのは容易ではありません。私自身2年近く運営してきて、ノウハウは蓄積できたと感じますがまだまだ改善したいことが山ほどあります。

そのような経験が何らかのお役に立てばとお話をさせていただきましたが、話が進むにつれてこの方々が単にビジネスとして教室展開を行いたいのではなく、ご自身がこれまで世話になった地元に貢献したいという強い思いをお持ちであることに気付きました。

訪日外国人は都市部から地方へと広がりを見せ、あらゆる地域にインバウンド需要を取り込むチャンスはあると思います。ただチャンスがあることと、そのチャンスを展開していくこととはまるで違います。展開には強い意志を持った「人」の存在と、突き動かしていくパワーが欠かせませんし、もちろん資金も必要です。

この方々との出会いを通じて、私も2年前の自分を思い出し気持ちを新たにして取り組んでいきたいと思います。