今回は視点を変えて、大阪のグローバル化について書きたいと思います。

大阪は訪日外国人の伸び率が非常に高く、ありとあらゆるところで外国人旅行者を見かけます。とくに大阪駅周辺は、JR・地下鉄(3線)・私鉄(阪急阪神)が集結しており、鉄道によって「大阪」「梅田」と呼び方が異なることや、巨大な地下ショッピングエリアもあるため、日本人でもしばしば道に迷ってしまいます。

スマホを見ながら道に迷っている旅行者はとても多く、見かけたら積極的に声を掛けてお手伝いするようにしています。ここ最近、このような道案内をしている大阪の人たちが急激に増えてきたと感じています。インフォメーションカウンターのようなプロではなく、一般の人たちです。

よく行くデパ地下のドア近くにある店舗(フルーツショップ)のスタッフは、私が知っているだけでも度々道案内をしている人気ぶりです。店舗の位置が、迷える旅行者を惹きつけているのでしょう。もはやセミプロのような案内ぶりです。また先日は宝くじ売場のシニアの女性が道案内をしている場面に遭遇したのですが、「Midosuji line」と英語で表現しているのが聞こえてきて大変驚きました。

少し前ならば、外国人に道を聞かれないよう目を合わさないようにしていた人が多かったのではないでしょうか。環境の変化に合わせて大阪の人たちがグローバル化していることを実感しました。大阪パワー恐るべしです。