会社設立の準備は10月始めからスタートしました。

株式会社の設立方法をネットで調べ、会社名を既に決めていた私は、法人登記に必要な住所となるオフィスを探し始めました。当時、東京で働いていたこと、また新会社の長期的なビジョンから本社は東京に置きたいと考え、いくつかの候補の中から外国人にも認知度の高いエリアである銀座を本社としました。

オフィス契約を進めながら、並行して司法書士とやり取りし定款や資本金の設定、法人印の発注、資本金の振込などを行いましたが、この間の司法書士とのやり取りはメールベースで、結局一度も顔を合わせることはありませんでした。

そして遂に株式会社を11月1日付で設立することができました。設立したものの当時は毎日LIXILで働いていたため、自分が代表取締役になった実感は全くなく、何の事業も展開していませんでした。法人設立を急いだのは、日本料理教室の物件を契約する上で法人名義での契約にしたかったからです。