料理教室を準備する毎日の中で、経理事務と並んで頭を悩ませたのはスタッフの採用手続きです。
料理教室のスタッフそのものは、私自身の昔からの友人や知人の紹介で、非常に優秀な人材を迎えることができました。ところが正式に採用するためには、雇用契約に始まり保険・年金など様々なシステムを理解し、手続きを遅滞なく行う必要があります。
長い間、会社組織で働いてきましたが、人事・労務系の仕事にはこれまで縁がなく、何から手を付ければ良いか全くわかりませんでした。大きい会社に所属していれば、専門部署がやってくれることですが、中小企業では何から何まで少ない人数で回していかないといけません。しかも保険料率や制度の変更が多く、大変複雑な業務です。
「人」に関する分野は、中途半端な知識で間違ったことを伝えると取り返しのつかない事になったり、労使関係に不協和音を生み出すリスクもあると考え、プロの社会保険労務士と契約することにしました。この契約は大正解で、雇用契約書の作成や各種保険の手続き、給与計算も全て専門家に委託しています。
作業の軽減だけではなく、会社の運営に大きな安心感をもたらしてくれました。